「見えたアレが」

「太陽系第四惑星火星…地球は第三惑星です」

「とうとう、ここまできたんだね」

「あぁ…」

眼科に見下ろせる赤い大地を見ながら、俺達は地球が近い事を感じていた。

 

カノン大戦α外伝

〜Far Memorys〜


 

 

 

 

第十二話

〜火星〜 マルス

 

 

空が紅い、紅い空 夕方なのだろう、陽が西に沈みかけている

だが、紅い理由はそれだけではなかった。

映る光景には、櫓の上で炊かれている火が天を目指して燃えていたからだった。

どうやら祭りのようである。

それを少女と女性が隣にいて、それを眺めていた。

祭りに参加している人々が櫓で炊かれている火の粉が舞う中踊っている

その、祭りの中、一つの親子に目がいった。

まだ三歳ぐらいの女の子を抱いている母親。

そして、それを見つめる少女、カンナ やがて、カンナは空に祈り始める。

空までその祈りが届くといいと、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん・・・?」

寝てたのか?

どうやら、シュミレーターで訓練している最中寝てしまったらしい

「ふぅ…まだまだだな…」

シュミレーターを使って何度も最高レベルの相手と戦っているが、あの黒い敵にはこのレベルでは遠く及ばない。

俺自身も、この程度なら難なく倒せるほどになってきている。

しかし奴はこのレベルの上にいる。

「なんとかして俺のレベルをもっと上げないとな」

とてもじゃないが、今のままでは歯が立たない。

かといって、機体を使っての本気の訓練は機体が傷つくから禁止されているからな…

「まだシュミレーター使ってるの?」

誰だと思い、シュミレーターから顔を出すとリューネとマサキがいた。

「まぁな、自分のレベルをもっと上げたほうがいいと思ってな」

「へぇ…意外ね」

「意外?」

「だって、いっつもだるそうにしてるから結構、怠け者なんじゃないかなって思ってたのよ」

どういう俺のイメージをリューネは持っているんだ?

「やっぱ、あの黒い奴か?」

「あぁ」

そういえば、あの戦闘の時にマサキもいたんだったな

「なに? 黒い奴って?」

「とんでもなく強い奴だ。俺も往人も手も足もでなかった」

「ふぅん…そんなのと戦ったんだ。じゃあ、これ使ってみなよ」

そういうと、ポケットの中から一枚のデータディスクを取り出して俺に渡してくれた。

「これは?」

「親父の作ったシュミレーションデータだよ、それよりはましな相手と戦えると思うけど」

「親父って、あのビアン博士の?」

「そっ、それはあたしがもっと経験を積んだときに使ってみろって渡されたんだ」

「なるほど、確かに期待できそうだな」

「それは保障するよ」

ウィンクまでして答えてくれた。あのビアン博士の作ったデータでリューネにここまで言わせるんだ。

期待は裏切らないだろう。

「往人、シュミレーションもいいがよ、これから会議だぜ」

「そういえばそうだったな…」

マクロスは火星にある基地に補給のためよる事になっている。 その事で会議をするといっていたが…

「すまないが、さぼらせてもらう。マサキ、何か適当な理由で俺は行かないとブライト艦長に言っておいてくれないか?」

「そりゃ、いいが…」

「助かる。じゃあリューネ、このデータ早速使わせてもらうぞ」

「あんまり熱くなって、シュミレーター壊さなきゃいいんだけどね」

「わかってるよ」

それを最後に俺は再びシュミレーターボックスの中に入った。

そしてすぐさま、さっきもらったデータディスクをシュミレーターに差し込み、データをロードする。

「さぁて、鬼が出るか蛇が出るか…」

シュミレーターの画面に映し出された相手…!?

「こ、こいつはっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ…これは随分といい物をもらったな…」

さっきから何度も戦っているが、強い。

今までのシュミレーション相手とは桁違いに強い

これだったらやり続ければ相当な経験になる。

「よし、もう一度」

俺が操作をしようとしたそのときだった。

 

ブゥン

 

「あっ?」

何故か突然シュミレーターの電源が落ちた。

「どうなってんだ?」

どこをどう操作しても、一向にスイッチが入らない。

「壊れたのか?」

そう思いシュミレーターのボックスから出ると…

「…」

「フッフッフッフッフッフッフ……」

晴子が怖い顔をしてこちらをにらんでいた。

「…よう」

「なんや、いい汗かいてるなぁ、居候」

「な、なんだどうした?」

さっきから恐ろしいほどまでの威圧感を感じる。

いったいどうしたというんだ?

「聞いたで、会議サボったらしいなぁ」

「それは…」

ばれたのか…

「腹が痛いから休むなんて古典的なことしおって…」

「マサキ…」

もっとましな理由は無かったのか?

「うちでさえちゃんとでてる会議すっぽかすとは、えぇ度胸やな」

「ま、待て話せば・・・あっ」

晴子の右手にはがっちりと、シュミレーターのコンセントが握られていた。

コンセント抜いたのはあんたか…

「その自分だけ楽しようとする態度、許すわけにはいかん!」

「待て、話を聞け」

「問答無用、覚悟!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ、こっぴどくやられたようだな」

「・・・まぁな」

ここは聖の居る医務室である。

あの女・・・グーで何発も入れてきやがって・・・

「それで、罰代わりに護衛の任務だって?」

「あぁ」

晴子にボコボコにされた後、火星ラサ基地に数時間前謎のSOS信号を受信。

それがなんなのか確かめるため、単身基地に降りる早瀬中尉の護衛任務を言い渡された。

なんでも、危険を感じる事ができるんだから適任だろうという話だ。

「まったく、危険探知機扱いだな」

「信頼されているという事だろう?」

「だといいんだがな」

じっさい、確かに俺には危険をある程度感知する力はある。

証拠に過去数回、危険を予知した事がある。

自分の意思で予知は出来ないが…

まぁ、危険が迫れば自動で予知できるのだろう。

「まぁ、死なないように頑張ってくれ。死なれては私でも治療不可能だからな」

「わかってるよ、じゃあいってくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらは早瀬未沙、これよりラサ基地へ入ります」

『了解、健闘を祈ります』

今いるのはラサ基地に入るための門の前。火星には酸素もあるが、一応安全のために俺も早瀬中尉も宇宙服を着ている。

「国崎少尉、何か危険は感じますか?」

「今のところは何もない。ただ俺をあまり当てにしない方がいい、そう都合よく危険を全て感じられるわけじゃないからな」

「わかったわ、それじゃ入るわよ」

「了解」

「ここがこの基地の司令室よ」

「結局何事もなかったな」

奥まで入ってきたものの、結局今まで何も起きなかった。

どうやら取り越し苦労だったようである。

「パスワードは……あったわ、これは!?」

「なにかあったのか?」

「・・・SOS信号が発信されたのはごく最近・・・?おかしいわ・・・無人の基地なのに・・・」

「誰かが基地に入って発信させたんじゃないのか?」

「そうでしょうけど・・・一体誰が?」

 

ピキィィィィィィィィィィィィィン

 

「うん?」

「どうしたの?」

「いや…今、何か…」

「感じたの?」

「あぁ、だが何かまでは…」

 

ピピピピピピピピピピピピ

 

「通信?」

「マクロスから?はい、早瀬です。えっ・・・!?」

「なにかあったのか?」

彼女の表情が驚きのそれに変わっている。

「基地の反応炉を爆破!?」

「!?」

『そうだ。基地の三キロ地下に設置されている敵の重力機雷という装置がマクロスを飛べなくしている。

このままでは襲ってくる敵に対応できない、そちらで基地の反応炉を爆破し、基地ごと機雷を破壊する』

「でも、ここは…わかりました。やります」

通信が切られた。

「なにがあったんだ?」

「国崎少尉、よく聞いて。今からこの基地深くに埋められたゼントラーディー軍の装置をこの基地ごと爆破、消滅させます」

「基地ごと爆破、消滅!?」

ずいぶんと大胆な手段だな…

「それはいいが、いいのか?」

「何が、です?」

「さっきの通信のときに一瞬、命令に躊躇したように思えたが?」

「!」

「何かあるのか?」

「あなたには関係ありません!」

「……」

関係ないということは何かあるんだな、しかも大声を出すあたり余計怪しい

「言いたくないのなら構わないが、本当にこのまま爆破していいのか?」

「それは……」

「なにか、やりたいことがあるのなら」

「いいのよ。わがままでマクロスのみんなを危険にするわけにはいかないわそれに…」

「それに?」

「…あの人がいないのはもう十分すぎるほどわかったもの」

「あの人…?」

「さっ、お喋りはここまでよ。国崎少尉、爆破の作業は私がしますから少尉は戻って戦闘に参加してください。

地上ではロンド・ベル隊がゼントラーディー軍と戦っています」

「わかった、それじゃ先に戻らせてもらう」

俺はそういい、その場を後にした。そして異変が起こったのはそのあと三分ほどしたあとだった。

 

ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン

 

『反応炉の出力200%。爆発限界まで、あと四分』

 

ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン

 

「なっ、隔壁が!?」

俺が戻ってきた後ろの通路の隔壁が突然轟音と共に降りて、完全に後ろの通路を封鎖してしまった。

確か戻る道は一本道…早瀬中尉はまだ出てきていない…

「くっ、このっ!」

 

ドゴォ!!

 

「つぅ…」

やはり拳でどうなる代物ではないか…だが…

「これ以上、何も出来ないで終わってたまるかっ!」

観鈴、フィーズ。今度もまた犠牲にするわけにはいかない

「これを開ける力…そうだ、俺にはそれがある」

そう、法術だ。俺だって訓練はしている。このくらいの壁どけなければ…

『やめたまえ!』

「!?」

入り口の方からブライト艦長の声!?

「増幅装置もなしにそんなことをしたら君の命が縮むよ?」

「艦長!?」

「いや、僕はブライト艦長じゃない」

入り口からの光が後光となってその男を見えなくしていたが、徐々にこちらに近づいて来る事によって正体が明らかになる

「あ、あんたは…?」

「話は後だ、急いでるんだろう?」

「あぁ…」

「隔壁を爆弾で破壊する、手伝ってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

「これで最後だね?」

「あぁ、残ってるのはこれ一枚だけだ」

「早瀬中尉、聞こえるかい?」

「この声は、ライバー!?」

壁越しに何とか声が伝わる。

「おっと、悪いが僕はそのライバーって人じゃない」

「えっ?」

「今から隔壁を爆破する。下がっていたまえ」

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

「ふぅ……」

何とか無事に隔壁を全て爆破する事に成功した。

「大丈夫かい?」

「あ、あなたは破嵐万丈さん! ど、どうしてこんなところに!?」

「なっ!?」

やっぱりそうか、どこかで見た事のある人だと思ったら、この男が破嵐財閥総帥、破嵐万丈だったのか

「話は後だ、すぐにここを脱出する」

「でも、私は・・・」

「ここで死んでも、そのライバーって人は喜ばないと思うよ」

「・・・・・・・・・わかりました」

「じゃあ、いこう」

「いいのか?」

「いいのよ、もう大丈夫よ。それより時間がないわ、早く脱出しないと」

「あぁ…」

「それなら僕に任せてくれ」

「なにかいい考えでもあるのか?」

「あぁ、飛びっきりのね。二人とも揺れるからどこかに掴まっててくれ」

「?」

何を考えているかわからないが、言われたとおりに適当なところに掴まる

「では、いくぞ!! ダイタァァァン! カァァァムヒア!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

「なんだ?」

叫んだ瞬間、この部屋全体が本当に揺れ始めた。

 

ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!

 

「うわぁ!?」

なんだ、この感じ!? 部屋が移動している!?

「どうなってるの?」

「窓の外を見てごらん」

「外…!? これはっ!」

外を見て愕然とした、この部屋のあるブロックがそのまま巨大な手のひらに乗せられているのだ。

「万丈さん、これはまさか」

「そう、僕のダイターンの手にこのブロックごと運ばせているのさ」

「これがダイターン3」

大きいとは聞いたことはあるが、本当にデカイ。100mは軽く越えている。

「往人くんだったね?」

「そうだが?」

「既に君の機体の準備が出来てるそうだ、戻り次第すぐにでも出撃できるよ」

「了解した」

 

 

 

 

 

 

 

〜格納庫〜

 

『航行可能になったマクロスはあと五分でこの宙域を離脱します、それまでマクロスに敵を近づけないでください』

「了解、グルンガスト零式出るっ!」

スロットルを全快にし、格納庫を飛び出していく零式

「来い、フェニックスファイター。合体だ!」

続いてすぐに合体して戦闘態勢を整える。

「来たね、往人くん」

「万丈さん」

零式の隣にダイターン3が近づいてきた。

さっきも思ったが本当にでかい 100m以上の身長は零式の二倍、いや、三倍はあるだろう。

並んでみると大人と子供である

「グルンガストの実力見せてもらうよ」

「あぁ、思う存分発揮させてもらうよ! バーストナックルッ!」

零式の右腕、左腕がそれぞれ発射され敵に向かっていく。

しかし単純な直線の動きは簡単に敵に交わされてしまう。

だが、今日の攻撃は今までとは違う。

「これが日々の鍛練の成果だ!」

 

グォン、グォン

 

俺は力でバーストナックルの軌道をブーメランのようにし、交わされた直後今度は後ろから敵を襲うようにした。

 

ドォン、ドォン

 

「よし」

流石にこれには驚いたのか、敵もかわせなくで爆発する。

「なかなかやるようだね」

「まぁな」

「けど、よそ見は禁物だよ」

「うっ」

今度は左右に三機ずつこっちに近づいてきた、しかし

 

ドォン ドォン

 

「往人くん、油断はダメダメだよ」

「油断すると、ヒュルリラヒュ〜です」

「にょはは、国崎往人落ちるの簡単〜」

「おまえら」

どうやら左右の敵を叩いてくれたようだ。

「ここはまかせて、往人くん」

「そうだね、ここは彼女達に任せて僕達は大物を退治にいこう」

「万丈さん、大物ってのは?」

「あれさ」

ダイターンが指差した方向、そこにはゼントラーディー軍の母艦が二隻、こちらに向かってきていた。

「それじゃ、いくぞ」

「了解、じゃあなここはまかせたぞ」

「まかされました」

「いってらっしゃい、往人くん」

「お土産忘れんじゃないぞ」

「あるかそんなもの」

まったく、お子様は何を考えてるんだか…

そう思いながら、俺は母艦の方へと向かった。

 

 

 

近づいていくと、本当に大きい。

流石は巨人を何人も運んでいる戦艦だ

「僕は右の方をやる、左の方は任せたよ」

「了解」

左の方、まぁ、どちらの戦艦も姿かたちは同じなのだが…

さて、どうやって攻めたものか。

図体がでかいだけあって並の攻撃は効かないだろうし…

 

ピコーン ピコーン

 

「なんだ?」

レーダーに反応?…おぉっ!?

「母艦から敵が!?」

まったく考えていなかった。

母艦なのだから敵を搭載しているのは当然の話だ。

「考えが甘かったな…」

とにかく、近づいてくる敵を何とかしないとな。

数は…30近くか…ならば 俺は意を決して零式の火器をすべて向かってくる敵機に標準をあわせる。

「零式の火力の全て、受けてみろ! フル・エクスプロージョンッ!」

 

 

 

 

 

一方

 

「おや、派手にやってるようだね」

こちらは、ダイターン3。その零式よりはるかに巨大な体から発揮されるパワーと内蔵されている剣や槍、ハンマーを存分に使い

ゼントラーディー戦艦を圧倒していた。

「じゃあ、こちらもきめようか」

ダイターンの右手が、額の太陽を模した赤く丸いパーツに輪を描きながら触れる。

「日輪の力を借りて、今必殺の! サン! アタァァァァァック!!」

赤い部分から強烈な光が発せられ、敵母艦に直撃する。直撃した母艦のあちらこちらから光の影響と思われる爆発が起きる。

その爆発をものともせず、ダイターンは今度は母艦上空から近づく、そして…

「ダイタァァァン! クラァァァァァッシュッ!!!」

光が直撃し、劣化した部分にダイターンのドロップキックが決まった。

 

 

 

 

 

 

 

「もう一隻の戦艦のほうで爆発? 万丈さん、もう決着つけたのか?」

フル・エクスプロージョンでザコを片付けた俺は地道に戦艦に攻撃をしていた。

その中、もう一隻のほうで派手な爆発が起こった。

「このっ!」

ブーストナックルの改良版バーストナックルで攻撃を仕掛けてはいるものの

いっこうに落ちる気配はない、それどころか

 

ドバババババババババババババババババ

 

「くっ…」

 

こっちがミサイルで迎撃されてしまう。

「これじゃジリ貧だな…」

ミサイルを防ぎながらそう思う。これでは逆にこっちがやられてしまう。 だが、助けは呼べない。

これくらいは一人でやらなければ、あの黒い奴とは対等に戦えない と、そう思ったその時

 

バシュン、バシュン

 

「なんだ?」

まったく予想していない方向からのビーム攻撃、狙いは…ゼントラーディーのザコ、隠れていたため 俺の視界には居なかった。

「いったいだれだ…あいつは…」

振り向いてみれば、この前俺を助けてくれた謎の黒いロボット。

「あんた、いったいなんのつもりだ」

そう問いかけたところ、持っていたライフルを剣に変形さえてこちらに向ける

「なんだ?」

剣がどうかしたのか?…待てよ、剣?

「剣、剣…まさか、そうなのか?」

再び黒いロボットの方を見ると、既にいなくなったあとだった。

レーダーにも写っていない 剣のことを教えるために現れたのか?

「なんのために…っと、あとで考えるか」

あるとわかった以上、すぐにでもつかわせてもらう

使い方は…こうかっ!

 

カシュン、カシュン、カシュン

 

俺がそう意識すると、零式に付いているフェニックスファイターの羽の部分が敵戦艦を取り囲み、フィールドを発生し拘束する。

そして零式の周りには念動力でイメージされた炎が舞う。あとは、俺が決めるだけだ。

「いくぞ、天を翔ける業火よ、我が剣に宿り敵を焼き刻めっ!計都天翔剣ッ!」

 

ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!

 

空たかくから繰り出された必殺の一撃が、ゼントラーディー戦艦に決まった。

そして…

 

ドォォォォォォォォォォォォオォォン!!

 

 

 

 

 

 

 

「いよいよか…」

火星から脱出後、マクロスでは今後の行動を決めるべく、会議が開かれた。

そこでは、今まで対立していた地球圏の組織、ティターンズやネオ・ジオンと交渉し和解しようという事が決まった。

それに当たり、部隊をいくつかに分けて動く事になる。

だが、その前に問題が今地球圏で起こっている。

ジュピトリアンの部隊が妙な行動を起こしているらしい

万丈さんの話では、その動きを見極めるために地球の一部の部隊が動いているらしい

一部の部隊、祐一達の部隊であろうか?

あいつらの事であるから無事だとは思うが・・・

そこで、まずは、まずは地球圏の部隊と合流。

その後本格的に部隊分けをするそうだ。

「地球・・・ようやくだ待ってろよ、観鈴」

そう、俺はどんな事より、あいつを助ける事が目的だ なんとしてでも、あいつを、観鈴を助けなければいけない

 

 

 

 


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後書き新星十二号

こんにちは、RX78です。もう秋ですね

こっちは寒くなるばかりです

寒さ対策はお早めに

それでは。

 


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「今回も投稿ありがとうございました♪ 感想は下の板かこちらっ

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